日頃、私どもの活動に対し多大なるご理解、ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
私ども特定非営利活動法人森の座(県認証・平成17年11月設立・伊那市)は、昨年度に引き続きまして「第4回薪づくり強化週間」を9月19日(金)〜9月24日(水)の日程で開催致します。
これは、箕輪町中曽根の森林整備地(私どもが整備した民有林:約10ヘクタール)において、伐り捨てられることが多い間伐材を地域の薪ストーブユーザーを対象に、現地へ直接足を運んでもらい間伐材を薪として加工活用してもらうという事業でございます。また、平成19年度の地域発元気づくり支援金の採択を頂いた「伊那谷ジグザグ隊」活動(高度な専門技術や知識を必要としない木材搬出方法で間伐材の搬出を促進し、森林整備の動機付けを行うとともに、薪ストーブ等の燃料として利用することで、木質バイオマスの利用促進を図る。)の一環で、より地域への波及を目指して一週間という時間を設定しました。(昨年度実績、軽トラック約180台分を搬出)
今年度も引き続き、薪づくりに必要なチェンソーのレンタル事業をおこなう他、会場内で『里山オリエンテーリング』と題し、森林内を歩きながら樹木にまつわるクイズに答えてチェックポイントを廻る企画を予定しております。また昨年度より取り組みを開始しました、木工職人やスタッフと一緒にヒノキ間伐材を使ったスプーンづくりをする「たのしい木工教室」(材料道具代1,500円のみ)を同会場にて開催します。ご家庭内でお使いいただける質の高いヒノキのスプーンを森林の中でゆっくりお作りいただく企画です。
薪にする間伐材は、ヒノキ、サワラ、アカマツ、カラマツと針葉樹がほとんどですが、薪ストーブを焚くのに必要な焚き付けも現地で手に入れることができます。
昨今、様々な事情により間伐などの森林整備をおこなっても、県内では約8割の森林整備地で間伐材が伐り捨てされているといわれています。一方で、薪ストーブを利用する人は増加傾向で、薪を焚く人は毎年薪の確保を考えなくてはなりません。そんな両者を結ぶことで、森林整備の推進、間伐材利用による地球環境や地域の自然景観への貢献、そしてもともと結ばれていた森林と人の関係をつなぎなおすきっかけとして、この事業を本年度も開催致します。何かとご多忙の所を大変恐縮ですが、告知及び記事の掲載を宜しくお願い申し上げます。
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